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日本は世界のなかでも特に自殺が多い国ってホント?

日本では自ら命を絶つ「自殺」が大きな社会問題になっています。先進国のなかでも特に日本は自殺での死亡率が高く、その理由として日常生活での悩みやストレスが関係していると考えられています。自殺を減らし、一人ひとりが笑顔で生活できるようになるためには、どのようにストレス社会と向き合っていくかが重要となります。

日本は学校や会社でストレスを抱えすぎている!

社会問題になっている自殺ですが、日本では特に15~39歳の死因の第1位が自殺となっており深刻化しています。自殺によって命を落とした小学校・中学生・高校生は、2018年度は250名で、自殺による死亡率(人口10万人あたりの死亡者数)では英国は6.6、ドイツは7.7、米国は13.3ですが、日本は17.8と先進国のなかでも高い傾向にあります。若年層だけでなく、企業においても働きすぎやストレスによる過労死が問題視されており、政府としては過労死などの実態を明らかにして国民や企業の理解と関心を深め、過労死を効果的に防止していくことを目標に掲げています。大人は仕事と生活との調和を目指す「ワークライフバランス」を保ち、子どもたちは学校生活でさまざまな価値観をもった人たちを認め合い、一人ひとりがストレスを抱えない社会づくりが必要です。

この社会課題と関係が深いSDGs

すべての人に健康と福祉を

ジェンダー平等を実現しよう

人や国の不平等をなくそう

すべての人に健康と福祉を

厚生労働省の調査では、日本に住む人のほぼ半数が「日常生活での悩みやストレスがある」と感じています。生きづらさ、不自由さ、何かの欠如や過剰がある人でも、ストレスなく暮らせる社会づくりが必要です。

ジェンダー平等を実現しよう

性別によって差別される社会は、必然的に人々のストレスを生み出します。男女の社会的性差をなくし、お互いのよさを引き出し合える社会をつくることが重要です。

人や国の不平等をなくそう

人種、性別、身分などによって差別されず、表現の自由が確保される基本的人権を尊重することが、高ストレス社会からの脱却を促すための第一歩になります。

豆知識

自殺に踏みきるほど悩んでいる人には、体調不良が長引いていたり、イライラしていたり、自殺について話したりと、さまざまな特徴があります。自殺を防ぐためには、学校や会社で悩みに関するアンケートを実施したり、周囲の人の”変化“を気にかけておくことが有効です。

議論ポイント

  • Q1あなたにとって、「高ストレス」とはなんでしょうか?書き出してみよう。
  • Q2「高ストレスがない社会」とは、どのような社会だろうか?描く社会増を共有してみよう。
  • Q3社会全体がストレスなく生活できる環境になるために、改善すべきことはなんでしょうか?議論を深めてみよう。